髪を傷める習慣(濡れたままで寝る、ブラッシング、縛る)

肩よりちょっと長めの髪で、非常に枝毛の多い女性のお客様が見えたことがありました。

パーマが強くかかっているわけでもないし、髪を染めてもいません。その時はカットをして枝毛を取ってあげたのですが、ひと月ほどして再び来店したら、またも枝毛の問屋さん状態です。シャンプーも良い物を使っていると言うし、トリートメントも時々していると言うし、何か原因かなと、いろいろ質間をしてみました。

彼女は、髪は毎日洗うが、ドライヤーは髪が傷むのであまり使わないと言うのです。ただ、洗うのはほとんど夜で、濡れたままで寝てしまうことが多いということでした。すると当然、朝起きると、髪がからんでしまっているので、そのまま強引にブラッシングしてしまい、さらに、彼女は仕事Lで髪を縛らなければならず、毎ロゴムで髪をしっかり縛って行くのが習慣になっているということでした。

驚きました。彼女は髪には最悪のことを毎日やっていたのです。

「髪が濡れたままで寝る」ということは、濡れた毛先が枕やシーツに押しつけられて、寝ている間に毛先が折れてからんでしまうことになります。

夕日、折れてからんだ髪を強引にブラッシングりる。これも髪の表面のキューティクルがはがれ落ち、枝毛や切れ毛の原因をつくっているようなものです。意外かもしれませんが「髪の毛は乾いている時より濡れているときのほうが外部からの力に弱い」のです。ちょ
うど障手紙が乾いていると破れにくいのに、濡れるとカンタンに破れてしまうのと同じことです。

そして、今までは「ブラッシング」は頭皮の血行を良くするなどの理由で推奨されていましたが、最近の研究では抜け毛の原因となったり、キューティクルを傷つけて植毛、切れ毛の原因をつくることがわかってきました。

ただし、非常に良い髪の場合は、ブラッシングをまったくしないと、髪の毛がからんで毛玉ができ、クシやブラシがまったく通らなくなるので、それを防ぐためにはブラッシングが必要です。その場合は必ず、先にトリートメントスプレー、ローンヨンなど潤滑剤代わりになるものをつけてから、少し目の粗い黒豚の毛のブラシ(静電気が起きないのです)で、少しずつ髪を分けながら、髪の根元を手でしっかり持って毛先に近いほうからやさしくブラッシングをしてください。

もう一つは、「髪の毛をゴムで毎日縛っている」と、どんなに硬くてしっかりした髪でも、その部分の髪のキューティクルはつぶれて傷つき、次第に扁平になっていきます。これは、ちょうど男性がパンチパーマをかけた時のアイロンの傷とよく似ています。つまり、つぶれて扁平になった部分の髪は、クセ毛と同じ状態になっているのです。これを、「結髪性縮毛言縛りグセ」と呼んでいます。この状態を長く続けるとその部分のキューティクルがはがれたり、マトリックスの部分にまで傷がついてねじれ、最悪の状態では断毛する原因に
なります。また、もともとクセ毛の人は、待った部分のクセがより強くなります。特に髪が濡れたままの状態で縛ると短期間でこの現象が起きます。この状態になった髪は、縮毛矯正で伸ばしてもクセが残る場合があります。

さらに何年もその状態を続けると、その縛った部分の髪が抜ける「索引性(結髪性)脱毛」の原因にもなります。特に髪を縛ったまま寝るのは髪には最悪の習慣です。

  1. 夜、髪を洗つたら寝る前にドライヤーでしっかり乾かし、「絶対に濡れたままで寝ない」こと。枝毛、切れ毛の原因になる。
  2. 強いブラッシングは髪と地肌に良くない。抜け毛を増やし、髪を傷つける(脱毛、枝毛、切れ毛の原因)。
  3.  髪をゴムなどで強く縛るとその部分の髪がつぶれてクセ毛の状態になる。また、髪を縛つたまま寝ると抜け毛が多くなる(結髪性縮毛、脱毛の原因)。
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    髪の毛が傷むということは、髪の中のマトリックス(ケラチンなどのたんぱく質)が髪の外に流れ出すことにより、保湿作用がなくなり乾燥してキューディグルがはがれ落ちるなどして、髪がきしんだり、枝毛、切れ毛になったりすること。
  8. シャンプーでは髪を洗わない!?
    シャンプーは髪の毛を洗うのではなく地肌を洗うのです。髪の毛を必要以上の力でゴシブン洗うと髪の毛どうしがこすれ合い、髪の表面のキュティクル(毛表皮)をはがしてしまうので髪が傷み、枝毛や切れ毛の原因をつくります。
  9. 朝シャン、ドライヤーは髪に良い
    髪の毛は夜より朝洗つたほうがよい。夜、髪を洗つた場合は、しつかり乾かさないと、枝毛や髪の傷みの原因になる。普通にブローをする程度だったらドライヤーでは髪は傷まない。むしろドライヤーから出る遠赤外線は有益で発毛促進の効果がある。
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